INTERVIEW

花とみどりがある暮らしをもっと身近に

株式会社日比谷花壇

BS営業企画部 部長 窪川敦之

BS営業企画部 ホームユース事業推進室 戸田彩音

まず初めに、日比谷花壇の事業内容について簡単のご紹介いただけますでしょうか?

窪川さん:名前を聞いたことがあるという方も、聞いた事がないという方もいらっしゃると思いますが、私たちは株式会社日比谷花壇と申します。花とみどりの会社で、分かりやすく表現するとお花屋さんです。現在、全国に190に及ぶ店舗を展開しており、オンラインでの販売の他、ウェディングのお花、葬儀のお花、空間装飾、フラワーグラフィックサービスなど、とにかく花とみどりに関して多様に積極的に取り組んでいる会社です。

お花のサブスク「ハナノヒ」というサービスも注目を集めています。サービスの概要を教えていただけますか?

窪川さん:「ハナノヒ」というのは「花とみどりがある暮らしって幸せ・・・」、そんな気づきを暮らしの中で感じてもらいたいという思いからスタートしました。ものすごく思いの詰まった「ブランド」でもあります。老若男女問わず、誰もが知っている花とみどりのライフスタイルブランドといえば「ハナノヒ」と世の中から認知いただけるブランドにする事を目指してきました。

「ハナノヒ」は、近年様々な業界でも展開されている月額制サービスといわれるサブスクリプションで、「お花」のサブスクリプションサービスになります。特徴はなんといっても、おうちに居てお花が届くのではなく、お客様自らお花屋さんに足を運んでもらい、お好きなお花を選んでご自宅などへお持ち帰りいただいて楽しんでいただける、という点です。現在は、日比谷花壇直営の店舗も含め、全国各地約220店舗のお花屋さんで実際にお客様が実物のお花を目で見て選んで受け取る事が可能となっています。ちなみに、今後はお花屋さんだけでなく、カフェ、雑貨屋さん、ドラッグストア、コンビニ等でも受け取れるようにしたいと考えているところです。また、配送で毎月お届けするタイプのお花のサブスク「ハナノヒ365days(ハナノヒサンロクゴデイズ)」も展開しており、有名ブランドのスイーツとセットでバイヤーが厳選した旬のお花が届くプランなど、こちらも非常に人気のサブスクとなっています。

花がある暮らしによって、自宅に帰るのがより楽しみになりそうですね。ちなみに、お花の選び方とか、受け取り方法はどんな流れになるのでしょうか?

窪川さん:実際に「ハナノヒ」の対象の店舗に来店いただき、スマホの二次元コード(QRコード)をハナノヒのアプリで読み取っていただきます。その後、プランに応じてお好みのお花をお客様自身で選んでいただき、店頭でご用意している専用の袋にお入れしてお持ち帰りいただく流れになります。とてもシンプルで、どなたでも簡単に始めていただけるサービスになっていると思います。

初めての花選びでは迷う方も多いかと思いますが、おすすめのプランはありますか?

窪川さん:現在6種類のプランを提供しておりまして、全てのプランでご自身のライフスタイイル(お仕事や家事、お子様の子育て等・・・)に合わせた洗濯ができるのが大きな特徴でもあります。毎月税別1,987円で毎日お花を受け取れる「イクハナプラン」から、月6回の1回につき税別1,300円分のお花を受け取れる「サクハナプラン」などもおすすめです。とにかくお得なプランが揃っています。

宅配ではなく、店舗に直接行ってお花を選べるサブスクはとても珍しいです。どんなきっかけからサービスの企画が始まったのでしょうか?

窪川さん:それやはり、「選ぶ楽しみ」を体感していただきたいという思いからです。そして、「今日はどんな花がお店にはあるんだろうというお花を選ぶワクワク感」「店頭の花々で季節の移ろいを感じて貰いたい」という思いもありました。それらを実現するためにも「お店に直接行く」というサービスが必要不可欠だと考えました。また、店頭のスタッフとのコミュニケーションも楽しんで貰いたいと思っています。意外とお花の名前を知らない、わからないというお客様も多いでしょう。そんな時、気軽にお花の名前や花言葉などを聞いたり、「お店に直接行く」サービスならではのコミュニケーションも楽しんでいただければ嬉しいですね。

お花のサブスク「ハナノヒ」だけではなく、お花のコミュニティアプリもローンチされたそうですね?

戸田さん:「お花が嫌い」という方はあまりいないかもしれませんが、実際に普段からお花を買ったり、お花のサブスクを活用している方はごくごくごく一握りなのが現状です。だからこそ、お花を「買う」という行動をスタートラインとするのではなく、「お花やみどりの写真を見てみる/シェアする/ちょっと調べてみる/どんな人がお花やみどりを飾ったり、育てているのか見てみる」などといった「お花と緑に関するもの」に触れてもらう機会を創出できればと考えアプリをスタートさせました。多くの方々のお花とみどりのある暮らしのハードルを下げたい、そう思って企画されたのがコミュニティアプリ「ハナノヒBe」です。ハナノヒBeのポイントはなんといっても、「コミュニティ」であることです。

昨今、SNSというサービスや様々なアプリがありますが、「ハナノヒ Be」は自分たちと同じ趣味や趣向を持っている人たちが集まり、それが上級者でも初級者でも一緒にスマホ1つでコミュニケーションが取れるという特徴があります。「ハナノヒ Be」を通じて、花とみどりの新しい価値に出会うきっかけを提供できたら嬉しいですね。

お花やみどり好きにはたまらないアプリですね。リリースされてからの反響はいかがでしたか?

戸田さん:おかげさまで既にたくさんの方に楽しんでいただいています。タイムラインでは多彩なお花に関する投稿に加え、ユーザー同士がコメントし合っているのを日々お見かけします。そうしたコミュニケーションが活性化されていくことが私たちの励みにもつながってきました。これからもどんどんその輪が広がっていくことを願っています。

「ハレノヒBe」では、具体的にどんなことがアプリ上でできたりするのでしょうか?

戸田さん:写真投稿のほか、お花のコラムを閲覧できたり、ユーザーの投稿によるプレゼント付きのフォトコンテストも定期的に行ってきました。2022年の夏には、多肉植物を投稿すると焼き肉のお食事券が当たるという、「多肉とお肉」にかけたフォトコンテストも開催。非常にバラエティに富んだ投稿や情報が満載です。是非、アプリ「ハナノヒ Be」で検索ダウンロードしてご参加いただけると嬉しいです。

今後も、お花やみどりが好きな方の輪がますます広がっていきそうですね。

戸田さん:お花が好きな方はもちろん、これまでにお花に馴染みがなかった方々にも「花とみどりのある暮らし」を楽しんでいただきたいです。そのため今後もプランや機能を拡充していきながら、「ハナノヒ」「ハナノヒ365days」「ハナノヒ Be」という様々なコンテンツを上手に活用し、多くの方々の直接的な体験に繋げていければと思っています。

※「辻元舞のBREAKING THE WALL」 2022.09.24放送回より ※本稿で掲載されている情報は放送時点のものです。一部の内容に変更の可能性があります。